冬エアコン云々

[LDKに階段があるために夏、冬のエアコンの効きが悪い]
 LDKに階段という住宅は最近リビングインといわれて、一見デザイナー建築を思わせるようなお洒落な空間と思われますが、設備計画をきちんと計算して置かないと意外なところで足元をすくわれます。

 リビングインにしてしまうと、上に抜ける空間ができますので、クラーの様な冷たい空気があると、対流がおき、2階の空気と入れ替わってしまい、冷房効率が悪くなります。

 また、冬はエアコンの熱が上昇気流に乗って2階に行くので、いつまでたっても1階のリビングは寒いということに。
 
 こうならないように、最近ではリビングインの階段にドアをつける人も多いが、これはドアを開けるときに非常に危険。引き戸でないし、部屋の中央部でドアが開くことになるので、激突の心配があり、明けるほうもゆっくりと開けたりとか、リビングにいるほうもドアに近づかないとかの配慮が必要で、どちらかといえば危険な家になっています。

 このため、ドアでも階段側に引き込むドアにする必要がありますが、これがデットスペースになってしまいます。

 そもそもリビングインの利点は、デットスペースになりやすい階段をリビングに設けることで、デットスペースを解消し、2階の間取りの自由度を高める、ように配置することにあります。
 
 その利点をつぶしてしまっています。

また、お子様にとっては、非常にデメリット点も、
 例えば、彼女や彼氏を家に連れてきたとき、リビングインだと一度リビングを通るので、いかにもお披露目的であり、連れてきたよ!って感じになってしまいます。
 これでは、気軽に彼女や彼氏を自分の部屋に呼べないですよね。特に男の子は、、家族に彼女を物色されてしまいますし、呼ばれた方も挨拶はしないといけないですけらね。